士卒
しそつ
名詞
標準
officers and soldiers
文例 · 用例
将卒たちは自分が取って来た敵の首が白歯のままであるとそれは敵軍の士卒の首であることが判るので、おはぐろを塗って貰って将士の首に見せかけ主人達の感賞に与ろうとするのであります。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
やがて士卒三人おそるおそるお庭の片隅にまかり出まして、そのうちの一人が少し進み出て、赤皮縅の鎧、葦毛の馬の武者一騎あざやかに先登かけて居られました、と申し述べ、たちまち義村さまは平伏なされ、忠綱さまは得々としてあたりを見廻しました。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
加うるに南軍は北軍の騎兵の馳突に備うる為に塹濠を掘り、塁壁を作りて営と為すを常としければ、軍兵休息の暇少く、往々|虚しく人力を耗すの憾ありて、士卒|困罷退屈の情あり。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
すると氏郷は物も言わずに馬の上で太刀を抜くが否や、そっ首|丁と打落して、兜を別の男に持たせたので、士卒等これを見て舌を振って驚き、一軍粛然としたということである。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
そこを流石は忠三郎氏郷だ、戦の門出に全軍の気が萎えているようでは宜しく無いから、諸手の士卒を緊張させて其の意気を振い立たせる為に、自分は直膚に鎧ばかりを着したということが伝えられている。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
しかし斯様いう大将で有って見れば、士卒も萎けかえって顫えて居るわけには行かぬ、力肱を張り力足を踏んだことだろう。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
外面は又外面で、士卒各々|兜の緒を緊め、鉄砲の火縄に火をささぬばかりにし、太刀を取りしぼって、座の中に心を通わせ、イザと云えばオッと応えようと振い立っていた。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
是に於て将門士卒を励まし意気を起し、為憲の軍兵を討伏せ了んぬ。
— 幸田露伴 『平将門』 青空文庫
作例 · 標準
戦場では、士卒一人ひとりの勇気が勝利を左右する。
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兵士たちは、士卒としての規律を厳しく守っていた。
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指導者は、士卒たちの士気を高めるための演説を行った。
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