連枝
れんし
名詞
標準
off-shoot
文例 · 用例
言わば大器小用で、小さき民や小さき所には、たとい誓言するにも至尊や大廟の御名を引かず、同じく皇室御先祖の連枝ながらさまで大義に触れざる夷子社や山の神を手近く引くほどの準備は縦し置かれたきことなり。
— 南方熊楠 『神社合祀に関する意見』 青空文庫
神祇は、皇祖皇宗およびその連枝また末裔、もしくは一国に功勲ありし人より下りて一地方一村落に由緒功労ありし人々なり。
— 南方熊楠 『神社合祀に関する意見』 青空文庫
京都からワザワザ上京したと云う御連枝が、音頭を取って唱える正信偈は、譲吉の哀悼の心を無用に焦立たせたに過ぎなかった。
— 菊池寛 『大島が出来る話』 青空文庫
犬公方はすでにお出座なさったあとで、そのお座席の左側は紀、尾、水、お三家の方々を筆頭に、雲州松平、会津松平、桑名松平なぞ御連枝の十八松平御一統がずらりと居並び、右側は寵臣柳沢美濃守を筆頭の閣老諸公。
— 後の旗本退屈男 『旗本退屈男 第三話』 青空文庫
さすがご三家のやんごとないご連枝がご寵愛のお小姓だけあって、玉の緒絶えたるのちもなお目ざめるほどのたぐいまれな容色をたたえていましたものでしたから、さらにいでてさらに重なる不審な事実に、三たびうちおどろきながら、じっと鋭くまなこを注いでいましたが、――せつな!
— 七化け役者 『右門捕物帖』 青空文庫
いくら尾州様がご三家のご連枝だからって、江戸へ来りゃ江戸の風がお吹きあそばすんだッ。
— 七化け役者 『右門捕物帖』 青空文庫
まことぐずり松平の御前とは知る人ぞ知る、この東海道三河路の一角に蟠居する街道名物の、江戸徳川宗家にとっては由々しき御一門|御連枝だったからです。
— 三河に現れた退屈男 『旗本退屈男 第五話』 青空文庫
しかしそれかといって、東照権現家康公のお母方につながる徳川御連枝中の御連枝なる名家が、まさかに無尽を作って傾きかけた家産を救うことも出来ないところから、思い余ってその窮状を三代将軍家光公に訴えました。
— 三河に現れた退屈男 『旗本退屈男 第五話』 青空文庫
作例 · 標準
彼は徳川宗家の連枝であり、その血筋を誇りに思っている。
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歴史書を紐解くと、天皇家から分かれた多くの連枝が、日本の歴史に大きな影響を与えてきたことがわかる。
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その旧家は、代々続く名門の連枝として、地域社会で重要な役割を果たしてきた。
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