潰乱
かいらん
名詞
標準
文例 · 用例
秋風記太宰治-------------------------------------------------------【テキスト中に現れる記号について】:ルビ(例)甥は、|:ルビの付く文字列の始まりを特定する記号(例)敵軍|潰乱全線に総退却。
— 太宰治 『秋風記』 青空文庫
敵軍|潰乱全線に総退却。
— 太宰治 『秋風記』 青空文庫
墺軍は普軍の斜行前進によりその左翼を急襲せられ、その翼をロイテン東方に下げて普軍に対せんとしたのであるが普軍の猛烈果敢なる攻撃と適切なる砲火の集中により全く対応の処置を失い、たちまちにして潰乱するに到った。
— 石原莞爾 『戦争史大観』 青空文庫
この忙しい潰乱を、川はことごとく収容し兼ねた。
— 本庄陸男 『石狩川』 青空文庫
彼はとりわけ、ほのかに暗いものを愛した、鎧戸閉めて、ガランとした部屋の中、天井高く、湿気に傷む寒々とした部屋の中にて、心を凝らし気を凝らし彼が物語を読む時は、けだるげな石黄色の空や又湿つた森林、霊妙の林に開く肉の花々、心に充ちて――眩暈、転落、潰乱、はた遺恨!
— OEVRES D'ARTHUR RIMBAUD 『ランボオ詩集』 青空文庫
そこでコルテスは敵前上陸を強行し、大砲と騎兵隊という土人の思いもかけぬ武力を以て、四万(とコルテスは称する)の土人兵を潰乱せしめたのである。
— 日本の悲劇 『鎖国』 青空文庫
日本が更に一指の力を加うれば一溜りもなく潰乱すると思った。
— 大隈重信 『三たび東方の平和を論ず』 青空文庫
覚悟をしろ」「うへッ」 と、彼らの影はすぐ没してしまい、同時に二百の寄手は、蜘蛛の子になって潰乱してしまった。
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫