払い物
はらいもの
名詞
標準
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文例 · 用例
平右衛門は手早くなげしから薙刀をおろし、さやを払い物凄い抜身をふり廻しましたので一人のお客さまはあぶなく赤いはなを切られようとしました。
— 宮沢賢治 『とっこべとら子』 青空文庫
ねずみ捕りは全体、人間の味方なはずですが、ちかごろは、どうも毎日の新聞にさえ、猫といっしょにお払い物という札をつけた絵にまでして、広告されるのですし、そうでなくても、元来人間は、この針金のねずみ捕りを、一ぺんも優待したことはありませんでした。
— 宮沢賢治 『ツェねずみ』 青空文庫
「物買いましょう、お払い物を買いましょう」 こういう触声を立てながら、京を歩いている男があった。
— 国枝史郎 『南蛮秘話森右近丸』 青空文庫
「家財道具やお払い物、高く買います高く買います」一段と声を張り上げて、こう呼びながら眼を光らせ、民弥の家を覗き込んだ。
— 国枝史郎 『南蛮秘話森右近丸』 青空文庫
「家財道具やお払い物、高く買います高く買います」諂うように笑ったが「これはこれはお嬢様、綺麗な人形がございますな。
— 国枝史郎 『南蛮秘話森右近丸』 青空文庫
それは木曾福島の代官山村氏が御勝手仕法立の件で、お払い物として伊之助にも買い取ってもらいたいという旦那様愛蔵の掛け物の一つであった。
— 第二部上 『夜明け前』 青空文庫
」「あの人もお払い物を頼まれて、中津川の方へ行って来るから、帰るまでこれを預かってくれ、旦那がお留守でも話のわかるようにしといてくれ、そう言って置いて行きましたよ。
— 第二部上 『夜明け前』 青空文庫
」 伊之助はそれを養父に言って見せ、やがて山村家のお払い物を金兵衛の枕もとに置いて、平兵衛の話をそこへ持ち出した。
— 第二部上 『夜明け前』 青空文庫
作例 · 標準
大掃除で出てきた払い物を、まとめてリサイクルショップに持っていった。
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この家具は、もう古くて払い物になるだろう。
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払い物の中には、まだ使えるものがたくさんある。
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