窘める
たしなめる
動詞-一段動詞-他動詞
標準
to chide
文例 · 用例
何故ならば、無勢であるために多勢にとつて覗き見ること難きものを窘めることはまた、芸術側が面白い故に面白いものだけを関心するのに相似し平行してゐる。
— 中原中也 『芸術論覚え書』 青空文庫
併しこんな稼業のものにはめづらしい正直な淡白した江戸兒風の男で、御用を嵩に着て弱い者を窘めるなどといふ惡い噂は曾て聞えたことがなかつた。
— お文の魂 『半七捕物帳』 青空文庫
皮剥一ツ買ったってお前、三銭はするぜ、買っとくんねえ、あ、あ、あ、」 と引捻れた四角な口を、額まで闊と開けて、猪首を附元まで窘める、と見ると、仰状に大欠伸。
— 泉鏡花 『露肆』 青空文庫
」と微笑みながら、道は馴々しく窘めるがごとくに言った。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
」とそこどころではない、道は窘めるがごとくにいった。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
」 その本体はかえって差措き、砂地に這った、朦朧とした影に向って、窘めるように言った。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
ちょうど帰りぎわに均平に送られて、玄関へ出て来た時、ちろちろと飛び出して来たのは、九つか十の加世子で、誰かが窘めるように「加世子さんいけません」と緊張した小声で言っていたのが、銀子の耳に残った。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
」 栗栖は仄かな六感が働き、まさかとは思ったが、いわば小娘の銀子なので、その心理状態は測りかね、窘めるように言った。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
作例 · 標準
授業中に騒いでいる生徒たちを、先生は静かな声で窘めた。
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彼はすぐ感情的になる癖があり、そのたびに妻に窘められている。
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「そんな失礼なことを言うもんじゃない」と、母は息子を厳しく窘めた。
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