煩わす
わずらわす
動詞-五段-サ行動詞-他動詞
標準
to trouble
文例 · 用例
その後もこの研究所の財政問題などで心を煩わすことが多かったようである。
— 寺田寅彦 『レーリー卿(Lord Rayleigh)』 青空文庫
だれでも今の公報を読めば愉快だ、それを読んで愉快な気持ちになっておるところなら平凡な事で、別にこの大先生を煩わすに及ぶまいハヽヽヽヽ」「なぜだ、これはおかしい、なぜです。
— 国木田独歩 『号外』 青空文庫
よくよく勉強の男でも十分間も先生を煩わすと云うのは無い位でした。
— 幸田露伴 『学生時代』 青空文庫
可、可、これは駿河台の御隠居を煩わすとするじゃ。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
ためにの、この鰭を煩わす、厄介な人間どもよ。
— 泉鏡花 『夜叉ヶ池』 青空文庫
大道に匍匐して自転車に傷つけられ、田畑に踏み込んで事を起こし、延いて双方親同士の争闘となり、郷党二つに分かれて大騒ぎし、その筋の手を煩わすなどのこと多きは、取りも直さず、灰を市に棄つるを禁ぜずして国中争乱絶えざるを致すと同じく、合祀励行の官公吏は、故らに衢に灰を撒きて、人民を争闘せしむるに同じ。
— 南方熊楠 『神社合祀に関する意見』 青空文庫
お医師を煩わすほどでもなかった。
— 泉鏡花 『夫人利生記』 青空文庫
「汝らは皆人を慰めんとてかえって人を煩わすものなり」は原語を直訳すれば「汝らは人を苦しむる慰者なり」となる。
— 内村鑑三 『ヨブ記講演』 青空文庫