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年弱

としよわ
形容動詞名詞
1
標準
child born in last half of the year
文例 · 用例
小幡はお春を賺して色々に問ひ糺したが、年弱の三つでは碌々に口もまはらないので些つとも要領を得なかつた。
お文の魂 半七捕物帳 青空文庫
この時、額から垂々と血が流れたが、それには構わないで、ほとんど本能的に、胸へ抱いた年弱の三歳の子を両手で抱えた。
泉鏡花 日本橋 青空文庫
重兵衛 年弱の七つですから、まだ本当の子供ですよ。
岡本綺堂 青空文庫
温厚で、純で、そして一番年弱だつた技手のHは、少し顏を赧らめながら、或る海軍將官の娘に對する片戀の痛みを物語りました。
南部修太郎 S中尉の話 青空文庫
更におどろかれるのは、年弱の二つぐらいと思われる女の児が、お兼の死骸のそばに泣いていた。
岡本綺堂 異妖編 青空文庫
」「ええ、もう、年弱の三歳になりますが、ええ、もう、はや――ああ、何、お茶一つ上げんかい。
泉鏡花 夫人利生記 青空文庫
小幡はお春をすかしていろいろに問いただしたが、年弱の三つでは碌々に口もまわらないので、ちっとも要領を得なかった。
お文の魂 半七捕物帳 青空文庫
T子が全く生活に行き詰つて、遠い異郷の空に漂泊の身となつてから、早くも十年弱の歳月が流れた。
徳田秋聲 女流作家 青空文庫