人目につく
ひとめにつく
表現動詞-五段-カ行
標準
to be within others' sight
文例 · 用例
それは人目につくやうなものではありませんでした。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『巴里の手紙』 青空文庫
……それが、溝を走り、床下を拔けて、しば/\人目につくやうに成つたのは、去年七月……番町學校が一燒けに燒けた前後からである。
— 泉鏡太郎 『間引菜』 青空文庫
」 躯ののんびりした彼女は銀子よりも姿がよく、人目につくので、嫁に望む家も二三あるのだったが、そうした時に病気が出たのであった。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
才はじけた性質を人臆しする性質が暈しをかけている若者は何か人目につくものがあった。
— 岡本かの子 『食魔』 青空文庫
だが空が和んで来て生毛のやうに柔く短く截れて降る春雨を傘に凌いで、内玄関から出て行くときには、桂子は均斉のとれた大柄な身体を、何の蟠りもなくすつくりと伸して、昼間は人目につくと云つて小布施を訪ねるのをとめだてするせん子を見返つて、「昼間堂々と行く方が、世間の噂に逆襲をして却つていゝんだよ」といつた。
— 岡本かの子 『花は勁し』 青空文庫
まだオールダショットにいるのなら、身体に故障があれば人目につくはずだ。
— THE CROOKED MAN 『曲れる者』 青空文庫
これらの連中の中ではわが二人の水夫諸君は、たとい最も人目につく者ではなくとも、確かに最も興味のある連中であったのだ。
— 寓意を含める物語 『ペスト王』 青空文庫
この外套は、実際のところ、少なからぬ金をかけたものに違いなく、この男に非常にぴったりと合うようにつくってあって、――通例、イングランドやその他のところで、死んだ貴族の邸宅のどこか人目につく場所に掛けられる、あの立派な紋所のものの、精巧に縫取りをした絹の覆いでこさえたものなのである。
— 寓意を含める物語 『ペスト王』 青空文庫
作例 · 標準
雨の日、鮮やかな赤い傘は人目につく。
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賑やかな市場で、子供が一人ではぐれて人目につくようになった。
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テーブルの上に無造作に置かれた財布は、すぐに人目につく。
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