湯のみ
ゆのみ
名詞
標準
teacup
文例 · 用例
」 この呉須の吹きかけの湯のみは十年|前に買つたものである。
— 芥川龍之介 『わが散文詩』 青空文庫
湯のみにはとうに罅が入つてゐる。
— 芥川龍之介 『わが散文詩』 青空文庫
台所がついてゐても、そこには、朝、茶を淹れた白い湯のみが二つあるきりで皿一つ、茶碗一つない。
— 林芙美子 『秋果』 青空文庫
これに反して、為吉が徳利の酒を湯のみに注いで、助次郎の方に差だすあたりから、今度は、作者が、のそ/\と出しや張つて来るのが眼ざはりだ。
— 岸田國士 『戯曲二十五篇を読まされた話』 青空文庫
女中は手がかじかんで、湯のみ茶碗を破って仕舞うほどだった。
— 宮本百合子 『農村』 青空文庫
この父はおまんが勧めて出した湯のみを枕もとに引きよせ、日ごろ愛用する厚手な陶器の手ざわりを楽しみながら、年をとってますます好きになったという茶のにおいをさもうまそうにかいだ。
— 第二部上 『夜明け前』 青空文庫
彼女は台所の流しもとへくみ置きの清水や湯のみなぞをも取りに行って来て、その薬を夫に勧めた。
— 第二部下 『夜明け前』 青空文庫
しばらくフットウさせてから、二ツの湯のみに茶をついだ。
— その七 石の下 『明治開化 安吾捕物』 青空文庫
作例 · 標準
食卓には、温かいお茶が入った湯のみが並べられていた。
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彼は、お気に入りの湯のみでゆっくりとお茶を飲んだ。
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この湯のみは、京都の伝統工芸品だ。
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