そびれる
そびれる
接尾辞動詞-一段
標準
to miss a chance to do
文例 · 用例
それは全くつまらぬ慎しみとも云へぬほどのハニカミ見たいなもので平気になつて差支へない筈なのに、一体に、傑れた、一人称の実際の経験らしい小説に接すると、取材のあれこれの別なく、いつも何か云ひそびれるものを覚えて仕方がないのであつた。
— 牧野信一 『「樫の芽生え」を読みて』 青空文庫
台所で朝飯をよばれたけれど、金の話を云い出しそびれる。
— 林芙美子 『新版 放浪記』 青空文庫
」 初対面の挨拶をしようとして、彼女は、つい、それをしそびれるくらゐ、相手は、せつかちであつた。
— 岸田國士 『荒天吉日』 青空文庫
「寝そびれるといつもこうなんです。
— 豊島与志雄 『子を奪う』 青空文庫
困り抜いたことがあって、若い娘が江戸一番の御用聞、銭形平次の知恵を借りに来たが、いざとなると言いそびれるか脅えるかして、あわてて逃げ出してしまった例は、今までの経験でも、二度や三度ではありません。
— 鬼の面 『銭形平次捕物控』 青空文庫
はじめに言いそびれると、あとでは、いよいよむずかしくなりますのじゃ。
— 第二部 『次郎物語』 青空文庫
困り拔いたことがあつて、若い娘が江戸一番の御用聞、錢形平次の智慧を借りに來たが、いざとなると言ひそびれるか脅えるかして、あわてて逃げ出してしまつた例は、今までの經驗でも、二度や三度ではありません。
— 鬼の面 『錢形平次捕物控』 青空文庫
どこがどうと云えないところによく気がまわる、虫気で寝そびれる夜が続くとき、風邪けで具合の悪いときなど、背負ったまま幾夜か寝ずにいて厭な顔もしない、その点がはま女の気持をひきつけた。
— 山本周五郎 『初蕾』 青空文庫
作例 · 標準
せっかくのチャンスだったのに、彼に頼らずにいたら、機会をそびれてしまった。
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「早くしないと、バスに乗り遅れるよ!」と友人に言われ、危うくそびれるところだった。
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あの映画、公開初日に観たかったのに、うっかりしていて観る機会をそびれてしまった。
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