石花菜
せっかさい
名詞
標準
文例 · 用例
石花菜君の説には賛成ですが、今は其時期であるまいと思います。
— 種田山頭火 『雑信(二)』 青空文庫
△ △ △△華やかな春にあこがれていられる石花菜君の若々しい感情を祝福する。
— 種田山頭火 『雑信(二)』 青空文庫
香気にしてからが然うで、石花菜を食べるのは、海の匂を味はひ、香魚を食べるのは淡水の匂を味はふので、今|恁うして茸を食べるのは、軈てまた山の匂を味はふのである。
— 薄田泣菫 『茸の香』 青空文庫
ココロボチ 越前の三國港附近で、石花菜即ち「てんぐさ」をさういつて居る。
— 柳田國男 『食料名彙』 青空文庫
ココロボチ 越前の三国港附近で、石花菜すなわち「てんぐさ」をそういっている。
— 柳田國男 『食料名彙』 青空文庫
庇のもとに床ありて浅き箱やうのものに白く方なる物を置たるは、遠目にこれ石花菜を売ならん、口には上らずとおもひながらも、山をはなれて暑もはげしく汗もしとゞに足もつかれたれば茶店あるがうれしく、京水とともにはしりいりて腰をかけ、かの白き物を見ればところてんにはあらで雪の氷なりけり。
— 鈴木牧之編撰 『北越雪譜』 青空文庫