風穴
ふうけつ
名詞頻度ランク #36158 · 青空 62 例
標準
cave from which cold wind blows
文例 · 用例
ちょうどこの上口の辺に美濃の蓮大寺の本堂の床下まで吹抜けの風穴があるということを年経ってから聞きましたが、なかなかそこどころの沙汰ではない、一生懸命、景色も奇跡もあるものかい、お天気さえ晴れたか曇ったか訳が解らず、目じろぎもしないですたすたと捏ねて上る。
— 泉鏡花 『高野聖』 青空文庫
それとも面の歪むのがいやなら、風通しの悪いその脳味噌に、風穴を一つあけてやろうか」 拳銃を握った手がいきなり豹吉の頭へ伸びて来た。
— 織田作之助 『夜光虫』 青空文庫
私もまた世の多くの虚無思想家が墮ち入るべき、あの恐ろしい風穴の前に導かれて來たのではないかと。
— 萩原朔太郎 『散文詩・詩的散文』 青空文庫
丁度此の上口の辺に美濃の蓮大寺の本堂の床下まで吹抜けの風穴があるといふことを年経つてから聞きましたが、なか/\其処どころの沙汰ではない、一|生懸命、景色も奇跡もあるものかい、お天気さへ晴れたか曇つたか訳が解らず、目まじろぎもしないですた/\と捏ねて上る。
— 泉鏡太郎 『高野聖』 青空文庫
風の通しのちと変挺な、その脳味噌に風穴一つ、明けて口惜しい手裏剣を、眉間めがけて投げてはみたが、宙にとめられ残念至極、うぬは一体どこの何奴だ?
— 織田作之助 『猿飛佐助』 青空文庫
ここに風穴を穿ち、蚕卵紙を貯蔵す。
— 北原白秋 『海阪』 青空文庫
風穴の氷柱また深く、山椒の魚生れ、名知らぬ高山植物の花むれ咲きたり。
— 北原白秋 『海阪』 青空文庫
ですから、悪いが、密と寄って、そこで障子の破目から―― その破目が大層で、此方へ閉ってます引手の処なんざ、桟がぶら下って行抜けの風穴で。
— 泉鏡花 『星女郎』 青空文庫
作例 · 標準
夏でもひんやりとした風穴の中は、まるで天然のクーラーのようだ。
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この地域の風穴は、かつて貯蔵庫として利用されていたらしい。
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探検家たちは、地図にも載っていない未知の風穴を発見した。
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ウィキペディア
地形としての風穴(ふうけつ、かざあな)とは、洞窟の内外で生じる気温差や気圧差により風の流れが生じ、洞口(洞窟の開口部、出入り口)を通じて体感的に大気循環がある洞窟の一形態である。英語では blowing cave " という。なお、英語のwind caveは、風の作用により形成された横穴・洞窟をいうので、日本語につられてwind caveとしないように注意が必要。
出典: 風穴 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0