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名詞
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標準
文例 · 用例
物ぐるほしけれど箱庭に作りたる石一つ水の面にそと取落せば、さゞ波すこし分れて、これにぞ月のかげひぬ。
樋口一葉 あきあはせ 青空文庫
「いき」な空間にう光は「たそや行灯」の淡い色たるを要する。
九鬼周造 「いき」の構造 青空文庫
雨のながくふる間私は退屈な田舍に居て退屈な自然に泊してゐる薄ちやけた幽靈のやうな影をみた。
萩原朔太郎 青猫 青空文庫
永遠に、怠惰に、眠たげに北方の馬市場を夢の中で泊いながら。
萩原朔太郎 日清戦争異聞(原田重吉の夢) 青空文庫
だが老いて既に耄碌し、その上|酒精中毒にかかった頭脳は、もはや記憶への把持を失い、やつれたルンペンの肩の上で、空しく泊うばかりであった。
萩原朔太郎 日清戦争異聞(原田重吉の夢) 青空文庫
尚この詩集を書いた當時、私はシヨーペンハウエルに惑溺してゐたので、あの意志否定の哲學に本質してゐる、厭世的な無爲のアンニユイ、小乘佛教的な寂滅爲樂の厭世感が、自から詩の情想の底につてゐる。
萩原朔太郎 定本青猫 青空文庫
その侘しい歌こそは、すべての風景が情操してゐる一つの郷愁、即ちあの「都會の空にふ郷愁」なのである。
萩原朔太郎 定本青猫 青空文庫
雨のながくふる間私は退屈な田舍にゐて退屈な自然に泊してゐる薄ちやけた幽靈のやうな影をみた。
萩原朔太郎 定本青猫 青空文庫