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含ませる

ふくませる
動詞-一段動詞-他動詞
1
標準
to soak
文例 · 用例
強ひて形容すれば、銅青石の溶けてなせるが如き冷き冬の夜の空氣の内に――その空氣は漁村の點々たる燈火をもにじませ、將た船の鐘の徒らに風に驚く響にさへ朗かなる金屬の音を含ませる程にも濃いのであるが――そのうちに、かの「やれこらさよな、やこらさのおさあ。
木下杢太郎 海郷風物記 青空文庫
含ませるといえば、貴子の体を胸にもたせかけるまでにはしなかったが、含みはもたせたわけだ。
織田作之助 土曜夫人 青空文庫
あいつも随分頓馬な奴だから、青木のいないところで、ちょっと両親に含ませるだけの気は利くまい。
岩野泡鳴 耽溺 青空文庫
エロ、グロ、ノンセンス、ユウモア等の謎々以外の風味を含ませるのは探偵小説の邪道、堕落道である。
夢野久作 探偵小説の真使命 青空文庫
子持の母も芸で通り、馴染の座敷では小女が連れて来ると、背後を向いて、三味線を下に置いて、懐を開けて乳房を含ませるという境遇であったが、誕生を済して、蝶吉がようやく立って歩くようになると、根岸では、父が病の床に倒れたがまた起たなくなった。
泉鏡花 湯島詣 青空文庫
その一粒を皇后に含ませると直ぐに蘇生した。
牧野信一 闘戦勝仏 青空文庫
私達は旅の疲れで荷物にもたれたまま、ついうとうとしてゐたが、だしぬけに舷近く漕ぎ寄せて来た喰はんか船の癇高な呼声に、ふと目を覚して見ると、船の中には泣きむづかる子供に乳を含ませる女、仲よく徳利酒をくみ交す夫婦者、鼻高面を大切さうに持込んだ金比羅参り。
薄田泣菫 独楽園 青空文庫
善もその通り善悪を通じ含ませるのみならず、直接に道徳に関係のない希望とか、愛とかいうものも入れるつもりです。
夏目漱石 創作家の態度 青空文庫
作例 · 標準
母親は子供に薬を水に含ませて飲ませた。
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彼は自分の発言に深い意味を含ませていた。
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パンをスープに含ませて食べるのが好きだ。
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含ませる(ふくませる) — 幻辞.com