陰
かげ
名詞頻度ランク #6121 · 青空 3881 例
標準
shade
文例 · 用例
誰しも陰気よりは陽気の方が凡そ好きなのに相違はないのに、「陽気な文学を」といふのが一つの文学上の提案となるためには少しくましな何事かであらねばならぬ。
— 中原中也 『文学に関係のない文学者』 青空文庫
もつと悪い場合を想像すれば、文学の雑文を書かうとして、何の文学に関するネタもない所から、どうも鬱々として、その揚句、「一体全体文学が陰気だぞ!
— 中原中也 『文学に関係のない文学者』 青空文庫
まだ子供が出来ない頃、この新婚の若夫婦は、山陰道の辺鄙な島々を旅し歩いた。
— 室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 『小泉八雲の家庭生活』 青空文庫
しかし何となく陰気に薄暗くじめじめして、妙に気味の悪い厭な感じがしたので、夫人が直覚的に反対したにもかかわらず、ヘルンは一見して大いに気に入り、『面白いの家』『面白いの家』と、子供のように嬉しがって、是非それを買おうと言った。
— 室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 『小泉八雲の家庭生活』 青空文庫
化物屋敷の一件以来、おそらくは『面白いの家』という言葉などが、一種の反語として家族中に流行し、すべての不潔の家、陰気な家などを指す代名詞になったであろう。
— 室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 『小泉八雲の家庭生活』 青空文庫
寢衣をきて起きた僕と、暗い陰鬱な電氣の下で、約一時間ほど話をした。
— 萩原朔太郎 『芥川君との交際について』 青空文庫
故に彼の觀照が澄めば澄むほど、素通しの硝子における陰影の缺陷が著るしかつた。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
その理由は、泣菫の詩に於ける特殊な佶屈の言葉と、その詩情に本質してゐる孤獨な憂鬱の陰影とが僕の個性に近く接觸するものがあつたからだ。
— 宿命生涯を貫く 『永遠の詩人』 青空文庫
作例 · 標準
夏の暑い日、公園の大きな木の下にある陰に入って涼んだ。
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西日が強くなってきたので、建物の陰に車を移動させた。
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カーテンを閉めて部屋の中に陰を作り、昼寝をすることにした。
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山の陰になっているその村は、日が昇るのが他の場所より遅い。
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標準
behind (something)
作例 · 標準
彼は同僚の陰で上司に不満を漏らしていた。
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クラスメートたちは、私の陰でこそこそと何かを話しているようだ。
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彼女は陰で努力を重ね、ついにコンクールで優勝した。
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人の陰で悪口を言うようなことはしたくない。
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標準
the background
作例 · 標準
このプロジェクトの成功は、陰の功労者たちの支えがあったからだ。
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歴史的な出来事の陰には、常に名もなき人々の犠牲がある。
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彼は表舞台には立たないが、陰でチーム全体を動かしている真のリーダーだ。
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華やかな世界の陰で、多くのアーティストが厳しい下積み生活を送っている。
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標準
gloom (in someone's expression, nature, etc.)
作例 · 標準
最近、彼の表情にはどこか陰があり、心配している。
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彼女の明るい笑顔の裏に、ふと見せる陰のある横顔が気になった。
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あの作家の作品には、独特の暗い陰と美しさが共存している。
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戦争の体験が、彼の人格に深い陰を落としている。
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