香風
こうふう
名詞
標準
文例 · 用例
) 曉登迎春閣 劉象未櫛憑欄眺錦城煙籠萬井二江明香風滿閣花滿樹樹樹樹梢啼曉鶯(未だ櫛らず欄に憑りて錦城を眺めば、煙は万井を籠めて二江明かなり。
— 河上肇 『閑人詩話』 青空文庫
香風閣に満ち花は樹に満ち、樹々樹梢に暁鶯啼く。
— 河上肇 『閑人詩話』 青空文庫
われ此の花に相対して馥郁たる其の香風の中に坐するや、秦淮秣陵の詩歌おのづから胸中に浮来るを覚ゆ。
— 永井荷風 『来青花』 青空文庫
清元梅吉新に清元香風会なるものをつくり、此の夕代地河岸の旗亭稲垣にて披露の初会を開く。
— 断腸亭日記巻之三大正八年歳次己未 『断腸亭日乗』 青空文庫
代地河岸稲垣亭にて清元香風会さらひあり。
— 断腸亭日記巻之三大正八年歳次己未 『断腸亭日乗』 青空文庫
浅草代地河岸稲垣にて清元香風会さらひあり。
— 断腸亭日記巻之三大正八年歳次己未 『断腸亭日乗』 青空文庫
夜外より帰来つて門を開くや、香風脉※として面を撲つ。
— 断腸亭日記巻之五大正十年歳次辛酉 『断腸亭日乗』 青空文庫
」〔去年正月君ヲ尋ネシ時/手ニ挈グ杉田ノ梅一枝/今年春又君我ヲ問フ/門ニ衝ヒテ先ヅ覚ユ香風ノ吹クヲ/担ギ来ル繁蕊人ノ白キガ如シ/一堂照映シテ坐ラ窄シト為ス〕云々。
— 永井荷風 『下谷叢話』 青空文庫