じんわり
じんわり
副詞副詞-と
標準
gradually (progressing)
文例 · 用例
木の幹がその特殊な皮はだをこれ見よがしに葉漏りの日の光にさらして、その古い傷口からは酒のような樹液がじんわりと浸み出ていた。
— 有島武郎 『フランセスの顔』 青空文庫
この状態で巻紙の行送りをかけると、鉛を溶いた目薬でもたらしたような鈍い疲れが、じんわりと瞳の底にたまってきます。
— 富田倫生 『本の未来』 青空文庫
帯の下になった葉子の胸から背にかけたあたりは汗がじんわりにじみ出たらしく、むしむしするような不愉快を感ずるので、狭苦しい寝台を取りつけたり、洗面台を据えたりしてあるその間に、窮屈に積み重ねられた小荷物を見回しながら、帯を解き始めた。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
一寸それを口にしたら、言ひ知れぬ微妙な甘い露となつて、じんわりと舌の先で溶け去つて了ひさうで、一種食慾に似たものを感じさせさへした。
— 加能作次郎 『乳の匂ひ』 青空文庫
そしてできるだけ私の暖かな気息を吹きかけてじんわりと君の胸のあたりを包んであげたい。
— 倉田百三 『愛と認識との出発』 青空文庫
君が離れたがればますます私の側に置いて私の温かい息で君の荒んだ胸をじんわりと包んでやりたい。
— 倉田百三 『愛と認識との出発』 青空文庫
ぼんやりした美しい肉顏に向つてゐて、それがどうといふこともなく、ただ、じんわりとうつくしく感じるところの、その美がある。
— 室生犀星 『星より來れる者』 青空文庫
なので今度はきわめてゆっくりと消えることにしてね、しっぽの先からじんわりと、おしまいには愛想だけが本体が消えたあとにもなごりとしてしばらくあって。
— ALICE IN WONDERLAND 『アリスはふしぎの国で』 青空文庫
作例 · 標準
彼の説明は、最初は難解だったが、じんわりと理解できるようになってきた。
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新しいシステムは、導入当初は戸惑いもあったが、じんわりと業務効率を改善させている。
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じんわりと進む変化は、時に気づかないうちに大きな影響をもたらす。
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標準
seeping out (sweat, tears, etc.)
作例 · 標準
激しい運動の後、額からじんわりと汗がにじみ出てきた。
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悲しいニュースを聞き、彼女の目からじんわりと涙がこぼれた。
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湿った壁から、じわりとカビが広がっていくのが見えた。
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