幻辞.com

横っ腹

よこっぱら
名詞
1
標準
side
文例 · 用例
団扇のような胴船が、浚渫船の横っ腹へ、眠りこけていた。
葉山嘉樹 浚渫船 青空文庫
三次急に横っ腹を抱えて「痛え痛え」と苦しみ出す。
山中貞雄 恋と十手と巾着切 青空文庫
」「鹿の黄いろな横っ腹なんぞに、二三発お見舞もうしたら、ずいぶん痛快だろうねえ。
宮沢賢治 注文の多い料理店 青空文庫
さっきから横っ腹が痛くてたまらないんだ。
宮沢賢治 注文の多い料理店 青空文庫
兵隊は青空の水々しい横っ腹へ、いっぱつ鉄砲を射ち込んでやりたい情欲に似た欲望を感じたのだ。
渡辺温 兵隊の死 青空文庫
「でないと、このナイフを横っ腹へつきさすよ」 あくる朝、ゲルダは、森のハトの言ったことを、のこらず山賊の娘に話しました。
――七つのお話からできている物語―― 雪の女王 青空文庫
」こう言って、ヤギの背中にまたがると、その横っ腹をかかとでけとばして、大通りをいっさんにかけだしました。
――むかしばなしの再話―― のろまのハンス 青空文庫
大人になってもこの心理作用はなかなか消え失せないので、電車の中や汽車の中、その他到る処にこの気分の発露を見受けられますようで……尤も理由なしに咬み合いは始めませんが、一寸足でも踏むか横っ腹でも突くと、何だこの野郎、失敬な奴だという気持になります。
夢野久作 鼻の表現 青空文庫