最盛
さいせい
名詞
標準
文例 · 用例
観瀾山の桜は、いまが最盛期らしい。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
サイバネット工業は輸出用のカーステレオ市場に参入して生き残りを図ったが、最盛期には二六〇〇人を数えた従業員は、一九七九(昭和五十四)年には九〇〇人を切るまでに減った。
— 富田倫生 『パソコン創世記』 青空文庫
最盛期には一五〇名近い開発要員を指揮して、古山はITOSのデバッグに取り組み、着手から四か月後にはどうやら安定して動作する3・3版のリリースにこぎ着けた。
— 富田倫生 『パソコン創世記』 青空文庫
哲学の西田幾多郎、哲学史の朝永三十郎、美学の深田康算、西洋史の坂口昴、支那学の内藤湖南、日本史の内田銀蔵、等々、全国から集まった錚々たる学者たちがその活動の最盛期にあった。
— 三木清 『わが青春』 青空文庫
そうして古代における科学の最盛期というべきものはアレキサンドリアのプトレミー朝時代に当って見られる。
— スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 『宇宙の始まり』 青空文庫
しかしそれと同時に、春の盛りに比すべき最盛時のあることも教へたくない。
— 平野萬里 『晶子鑑賞』 青空文庫
俳句界二百年間元禄と天明とを最盛の時期とす。
— 正岡子規 『俳人蕪村』 青空文庫
連歌の最盛時代とも称すべき文明、明応は僅に昨日と過ぎて、余勢なほいまだ衰へざる永正、天文の間にありて、早く既に一転機の動かんとするを見る。
— 正岡子規 『古池の句の弁』 青空文庫