属部
ぞくぶ
名詞
標準
文例 · 用例
君だって、機械の付属部分として働いてる時の顔つきや気持ちと、今の、それ、細君や、子供のための君としての顔つきや気分の方が、どのくらいなつかしい、親しい人間だかわからないよ。
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫
そして、話はいつも、こういったふうな冗談から口を切られて、なぜ労働者が機械の付属部分であるか、という質問が生じて来るのだった。
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫
田山花袋の「一兵卒」は、日露戦争に、満洲で脚気のために入院した兵卒が、病院の不潔、不衛生粗食に堪えかねて、少しよくなったのを機会に、病院を出て、自分の所属部隊のあとを追うて行く。
— 黒島伝治 『反戦文学論』 青空文庫
ワーキンググループのメンバーは、あくまで所属部署の仕事を持ったまま、プロジェクトの作業を並行して進めるというのが建て前だった。
— 富田倫生 『パソコン創世記』 青空文庫
もし私が、私の所属部隊、沿海洲ワスクレミヱンカ飛行、第三十編隊兵舎からこの満洲の国境まで、テクつて来たとしたら幾日かゝるだらうね、想像しても怖ろしいことだ――。
— 詩集(5)飛ぶ橇 『小熊秀雄全集-6』 青空文庫
* 前にもいう通り、従軍新聞記者に対する待遇や規定がハッキリしていないので、その配属部隊の待遇がまちまちで、非常に優遇するのもあれば、邪魔物扱いにするのもある。
— 岡本綺堂 『綺堂むかし語り』 青空文庫
配属部隊の方でも怪しみませんでした。
— 岡本綺堂 『綺堂むかし語り』 青空文庫
さしもの明軍も少しく退いたので、宗茂八百を後に固め、あとの軍勢は追撃に移らせたが、此時には既に明軍の後属部隊も到着したから戦は簡単には行かない。
— 菊池寛 『碧蹄館の戦』 青空文庫