愚痴話
ぐちばなし
名詞
標準
tedious complaints
文例 · 用例
女は愚痴話をしながら、家に残して来たその子供のことを思い浮べると、酔も醒めたように、ふと押黙って溜息をつく。
— 大阪圭吉 『動かぬ鯨群』 青空文庫
「どかんと一発撃てば、それでもう、三十円丸儲けさ」 夜になると底冷えがするので、もう小さな達磨ストーブを入れた酒場では、今夜もまた女の愚痴話がはじまっていた。
— 大阪圭吉 『動かぬ鯨群』 青空文庫
丸辰の親爺は、酒に酔っぱらった砲手の未亡人が、客を相手に愚痴話をはじめだすと、きまって鯨の祟り――を持出す。
— 大阪圭吉 『動かぬ鯨群』 青空文庫
それから……途中でこんなものを拾ったと云って、小判を二枚……」 叔母とお元との愚痴話を先刻から気の毒そうに聴いていた政吉は、その小判を二人のまえに出して、これで移りかえの支度をしてくれと云ったが、正直なお石|母子は不安に思って、どうしてもそれを受け取らなかった。
— 広重と河獺 『半七捕物帳』 青空文庫
午後、藤井さん久しぶりに来訪、あいかはらずの愚痴話。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
それで、僕に斯んな愚痴話をしましたがね。
— 小栗虫太郎 『オフェリヤ殺し』 青空文庫
「庄吉、物騒なところゆえ、気をつけい」「ええ」 庄吉は、襖越しに聞いた七瀬の話――二人っきりで語った時の、深雪の愚痴話を思い出し――それから、深雪が、自分の口から、叡山へ行きたい、と、云い出したの、と、三つを考え合せると、はっきりと、深雪の気持が判った。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
」 生活の革命だと信じて思い昂っている耕吉には、細君の愚痴話には、心から同情することができなかったのだ。
— 葛西善蔵 『贋物』 青空文庫
作例 · 標準
午後はずっと、あなたの退屈な愚痴話を聞きたくない。
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そのバーは、仕事についての退屈な愚痴話をする人々でいっぱいだった。
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彼は、サービスの悪さについて、長くて退屈な愚痴話を始めた。
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