御飯粒
ごはんつぶ
名詞
標準
grain of boiled rice
文例 · 用例
むしろのすきまの埃の中に落ちた御飯粒を喰べよといふんだものね。
— 新美南吉 『百姓の足、坊さんの足』 青空文庫
「御飯粒を捨てたぐらゐでばちがあたるもんかい。
— 新美南吉 『百姓の足、坊さんの足』 青空文庫
そうしてね、余り可哀そうですから、頂き残りの御飯粒で、モト通りに貼ってやりましょうと思った序に、何の気も無しに、その切端の新聞記事を読んでみたらビックリしちゃったの。
— 夢野久作 『狂人は笑う』 青空文庫
坊ちやんが、お腹がおすきになつたらうと思つて、胡麻塩を振つたおむすびを二つばかり拵へてお上げして置いたのを、鼻の先に御飯粒をお附けになつて、縁先で足を投げ出して一人で食べてお出でになる。
— 鈴木三重吉 『桑の実』 青空文庫
」 おくみは極り悪さうに、下目になつて、坊ちやんがお膝にお零しになる御飯粒を拾つてゐた。
— 鈴木三重吉 『桑の実』 青空文庫
夜なんかでも、あなたは毛色がお黒いから鼻の頭へ御飯粒をくつつけて口をあいてゐれば鼠さんは黒い所に白いものがあるので喜こんで食べに来ると食べられるつていふぢやございませんか。
— 動物園にて 『コドモノスケッチ帖』 青空文庫
爺やが青い竹を細く削つて呉れますと、それに父さんが御飯粒で紙を張りつけまして、鯣のかたちの凧を造りました。
— 島崎藤村 『ふるさと』 青空文庫
狂言なんだから切手が一寸とつけてあつたばかりだと見えて、眞ぐ落つこちるんですもの、私が御飯粒で貼つてやりませうと故意と、取れないやうにうんと貼りつけてやつたわ。
— 徳田秋聲 『媒介者』 青空文庫
作例 · 標準
「ほっぺたに御飯粒がついているよ、と彼女に笑われた。」
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「茶碗の底に残った一粒の御飯粒まで、残さずきれいに食べる。」
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「乾燥した御飯粒は意外と硬く、服につくと取るのが大変だ。」
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