突き回す
つつきまわす
動詞
標準
文例 · 用例
こんな話題をつっつきまわすことで、二人の感情とその表現の上に保たれて来ているつり合いが狂うことが、伸子としてこわかった。
— 宮本百合子 『道標』 青空文庫
時には癇癪まぎれに、女にも敵わない弱虫ですかって、私をさんざん小突き廻すことさえあるんです。
— 豊島与志雄 『林檎』 青空文庫
この時、高部は前よりグッと手荒く、竜之助の肩をつかみ、極めて意地悪く小突き廻すと、その時、竜之助の癇がピリリと響き、「ちぇィッ」 無慈悲にその肩を左に開くと、侮りきっていた高部がよろめいた途端を、左の手で突放したと見る間に、「あっ!
— 白骨の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
それから小僧はどうした」「路地の外でマゴマゴしているのを捕まえて、二つ三つ小突き廻すと、わけもなく白状しましたよ――どこかの知らない小父さんに、四文銭を三枚貰って、銭形の親分のところへ手紙を届けたが、あとは何にも知らねえ、ワ――」「何んだいそのワ――てえのは?
— 巨盗還る 『銭形平次捕物控』 青空文庫
それから小僧はどうした」「路地の外でマゴマゴして居るのを捕まへて、二つ三つ小突き廻すと、わけもなく白状しましたよ――何處かの知らない小父さんに、四文錢を三枚貰つて、錢形の親分のところへ手紙を屆けたが、あとは何んにも知らねえ、ワ――」「何んだいそのワ――てえのは?
— 巨盜還る 『錢形平次捕物控』 青空文庫
そして前後に無暗と小突き廻す。
— 佐々木邦 『いたずら小僧日記』 青空文庫