含羞草
おじぎそう異読 おじぎぐさ・オジギソウ
名詞
標準
mimosa (Mimosa pudica)
文例 · 用例
阿迦佗樹が感覺があるの、フライトラツプが自ら食物を取るの、含羞草が感情的に動くの、或植物は漸々に自己の所在地を變更して、歩行するが如き觀をなすのと云つたところで、それは物理生理の然らしむるので、心理の然らしむるのでは無いやうである。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
わが少壯の心は、かの含羞草といふものゝ葉と同じく萎み卷きて、曩に一たび死の境界に臨みてよりこのかた、死の天使の接吻の痕は、猶明かに我額の上に存せり。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
阿迦佗樹に感覚があるの、フライトラップが自ら食物を取るの、含羞草が感情的に動くの、或る植物が徐々に自己の所在地を変更して歩行するような観を為すのと云ったところで、それは物理生理がそうさせるので心理の働きでは無いようである。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
菊のちぢれた花と薔薇の房とが重なり合い、含羞草は、その黄金色の花粉を菫の束の上に散らしていた。
— モーリス・ルヴェル Maurice Level 『碧眼』 青空文庫
この女は云はば含羞草である。
— 芥川龍之介 『あばばばば』 青空文庫
顔を洗う水が足の甲に落ちても、すぐ風邪をひく含羞草のような山川が、荒くれた異土の風雪に十日もつづけてあてられたら、敵の弾丸を待つまでもなく、肺炎かなにかで、がっくりいってしまうのだろう。
— 久生十蘭 『蝶の絵』 青空文庫
汝もし草ならば、含羞草たれ。
— LES MISERABLES 『レ・ミゼラブル』 青空文庫
作例 · 標準
例句