善知鳥
ウトウ異読 うとう・ぜんちちょう
名詞
標準
rhinoceros auklet (Cerorhinca monocerata)
文例 · 用例
むかいに来た親は、善知鳥、うとうと、なきながら子をくわえて皈って行く。
— 泉鏡花 『開扉一妖帖』 青空文庫
安方町に善知鳥のむかしを忍び、外の浜に南兵衛のおもかげを思う。
— 幸田露伴 『突貫紀行』 青空文庫
人々男の小さきは生まれ付きなり、能の上手下手に係らずやと問うと、太夫、善知鳥の曲舞に鹿を追う猟師は山を見ずという古語を引き居る。
— 猪に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
画を善くして、「外浜画巻」及「善知鳥画軸」がある。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
二では謠の「善知鳥」など、三では「阿漕」、「鵜飼」など其適例である。
— 伊東忠太 『妖怪研究』 青空文庫
何も急く旅でもなしいっそ人力で五十三次も面白かろうと、トウトウそれと極ってからかれこれ一月の果を車の上、両親の膝の上にかわるがわる載せられて面白いやら可笑しいやらの旅をした事がある。
— 寺田寅彦 『車』 青空文庫
ウトウトこんな事を考えていたが、気がついてみると垣の外ではさっきの子供等がまだ大きな声で歌ったりわめいたりしている。
— 寺田寅彦 『枯菊の影』 青空文庫
」オニハ コナヒダ アヅカツタコブヲ ツケマス ミギノ ホホオヤオヤ トウトウ コブ フタツブランブラント オモタイナハヅカシサウニ オヂイサンムラヘ カヘツテ ユキマシタ 實に、氣の毒な結果になつたものだ。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
作例 · 標準
例句