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諸件

しょけん
名詞
1
標準
文例 · 用例
たとへば鳩が文筥を銜み來つた夢の、其の鳩、其の文筥、文使ひ、といふ諸件に就ては、其の夢みた人の心理に立入つて推測する時は、不明白ながらも幾分の解釋を得よう。
幸田露伴 努力論 青空文庫
例えば鳩が文筥を咥えて来る夢において、その鳩、その文筥、文使い、という諸件については、その夢をみた人の心理に立入って推測すれば、不明白ながらも幾分かの解釈を得よう。
幸田露伴 努力論(現代訳) 青空文庫
以上の諸件は攻撃の威力を甚だしく小ならしむるものである。
石原莞爾 戦争史大観 青空文庫
たとえば、各地方に令して就学適齢の人員を調査し、就学者の多寡をかぞえ、人口と就学者との割合を比例し、または諸学校の地位・履歴、その資本の出処・保存の方法を具申せしめ、時としては吏人を地方に派出して諸件を監督せしむる等、すべて学校の管理に関する部分の事は、文部省の政権に非ざれば、よくすべからず。
福沢諭吉 学問の独立 青空文庫
あるいはこの諸件を擯斥するに非ず、口にこれを称し、事にこれを行うといえども、その心事の模範、旧物を脱却すること能わざる者なり。
福沢諭吉 学者安心論 青空文庫
これらの諸件、よく功を奏して一般の繁盛をいたせば、これを名づけて文明の進歩と称す。
福沢諭吉 学者安心論 青空文庫
政府は、前にいえる廃藩置県以下の諸件を慊とせずして、論者の持張する改進の旨とまったく相戻るものか。
福沢諭吉 学者安心論 青空文庫
なおこのほかに書を読まざるべからず、書を著わさざるべからず、人と談話せざるべからず、人に向かいて言を述べざるべからず、この諸件の術を用い尽くしてはじめて学問を勉強する人と言うべし。
福沢諭吉 学問のすすめ 青空文庫