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文例 · 用例
それからそれへと、私は想ひを馳せた。
— 中原中也 『逝ける辻野君』 青空文庫
別に面倒なことを避けようといふのではない、避けたいことはいつ何時だつて避けたいのだが、而も事に面前すれば、どうせ理想家の私のこと、どうせへとへとになるまでは打つ衝かることは知れたことだが、まあなんとしても、その時は額に重い力を感じた。
— ――不真面目なわが心…… 『その一週間』 青空文庫
伝道婦なぞといふ奴は、何処に行つても信者といふつながりでそれからそれへと知合ひを作つてしまふ。
— 中原中也 『引越し』 青空文庫
私は足袋のために、もうへとへとであった。
— 太宰治 『佳日』 青空文庫
親の俺からみてもおまへと耕二は大変な違ひだ。
— 中原中也 『耕二のこと』 青空文庫
――表の掛軸を好い加減に換へとけよ。
— 中原中也 『その頃の生活』 青空文庫
然るに彼も亦神の手になれるもの、常に理想の方向へとのみ盲目なれど強き力もつ衝動と共に生く。
— 中原中也 『地上組織』 青空文庫
――人はあせりにあせり、もつともつとと渉猟した揚句は、益々不消化となり益々苛立つて、その不消化解消にもと、益々渉猟するのだが、どうも不消化は解消しさうにもないといふので急に重曹を飲用するやうに、批評書へと赴くのではあるまいか。
— 中原中也 『よもやまの話』 青空文庫
作例 · 標準
少年は振り返ることもなく、夕日が沈む地平線の彼方へと歩き去っていった。
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長年住み慣れた実家を離れ、彼女はついにあこがれの東京へと旅立った。
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古い手紙の束は、燃え盛る暖炉の炎の中へと次々に放り込まれた。
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