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脅嚇

脅嚇
名詞
1
標準
文例 · 用例
子供じみた脅嚇に過ぎないのを愧ぢてゐたけれど、そんな事を遣りかねない野獣性が、どこかに潜んでゐるやうにも思へた。
徳田秋声 風呂桶 青空文庫
七巻きとか七巻き半とかいう表現は、仏教の七生までも云々という言葉とともに、あることがらを自分の目前から追い払ってもまだそれはおしまいになったわけではないぞよ、という脅嚇を含んでいる。
宮本百合子 幸運の手紙のよりどころ 青空文庫
是れ大日本帝国の首都たる東京市の名誉職が、白昼公然他を脅嚇して盗賊を行へる顛末書なり。
木下尚江 自由の使徒・島田三郎 青空文庫
賄賂を強迫する日子を経過する所以のものにして、参事会員太田直次は六月十九日此の第一案を抑留し、自ら鉛管会社々長郷誠之助に談判し、賄賂を納れざれば購入せざるべしと脅嚇したるなり。
木下尚江 自由の使徒・島田三郎 青空文庫
個人としては「すり」「いかさま師」の様な都会風の悪事から、田舎わたらひをする者は、高野聖一類の詐偽脅嚇の罪を犯して廻つた。
折口信夫 江戸歌舞妓の外輪に沿うて 青空文庫
されば各国公使等の挙動を窺えば、国際の礼儀法式のごとき固より眼中に置かず、動もすれば脅嚇手段を用い些細のことにも声を大にして兵力を訴えて目的を達すべしと公言するなど、その乱暴狼籍驚くべきものあり。
瘠我慢の説に対する評論について 瘠我慢の説 青空文庫
芸者とも女優ともつかぬ此のけばけばしい風俗で良家を訪問することは其家に対しては不穏な言語や兇器よりも、遥に痛烈な脅嚇である。
永井荷風 申訳 青空文庫
それでもいうことをきかず、金をとらぬ、判を捺さぬというと、今度は脅嚇する。
大鹿卓 渡良瀬川 青空文庫