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わめき声

わめきごえ
名詞
1
標準
yell
文例 · 用例
それに私は、喧嘩を好まず、否、好まぬどころではない、往来で野獣の組打ちを放置し許容しているなどは、文明国の恥辱と信じているので、かの耳を聾せんばかりのけんけんごうごう、きゃんきゃんの犬の野蛮のわめき声には、殺してもなおあき足らない憤怒と憎悪を感じているのである。
―伊馬鵜平君に与える― 畜犬談 青空文庫
だまって耳をすませば、おれのその前生の女の、わめき声が、地の底の底から、ここまで聞えて来るような気がするのだ。
太宰治 創生記 青空文庫
水を飲ましてはいけぬと注意されていたので、蝶子は丹田に力を入れて柳吉のわめき声を聴いた。
織田作之助 夫婦善哉 青空文庫
私はこの横丁へ来て、料理屋の間にはさまった間口の狭い格子づくりのしもた家の前を通るたびに、よしんば酔漢のわめき声や女の嬌声や汚いゲロや立小便に悩まされても、一度はこんな家に住んでみたいと思うのであった。
織田作之助 世相 青空文庫
しゃれた小物で、詳しく見ようと私が手を伸ばすと――ものすごい叫び声が上がった――外の通りにまで聞こえそうなわめき声だ。
THE ADVENTURE OF THE DYING DETECTIVE 瀕死の探偵 青空文庫
で、走って来たのと酒の酔との二重の興奮で気違いのようになって、彼らは何の躊躇もせずに囲いの内へ跳び下り、わめき声をあげながらなおも酔っ払ったままその道を続けて、やがて間もなくその気味の悪い入りこんだ奥の方へ迷いこんでしまった。
寓意を含める物語 ペスト王 青空文庫
インディアンの凄じい喊声のようなわめき声をあげて、そのしんとした淋しい場所を鳴り響かせながら。
寓意を含める物語 ペスト王 青空文庫
この船乗りたちがある高いものすごそうな建物の入口のところでつまずいた時、突然、興奮しているレッグズののどから前より一層鋭いわめき声が出たのだが、それに答えるように家の内から騒々しい、どっと笑うような、悪魔のような叫び声が速く続いて起った。
寓意を含める物語 ペスト王 青空文庫
作例 · 標準
突然の地震に、人々はわめき声を上げて逃げ出した。
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迷子の子供が、母親を探してわめき声をあげていた。
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「助けて!」と、彼は精一杯のわめき声を絞り出した。
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