油断させる
ゆだんさせる
表現動詞-一段
標準
to put someone off his guard
文例 · 用例
こういう徒の習い、得物をわざと投げ出したのは、こっちに油断させる為であろうと、半七は用心しながら追ってゆくと、式部は奥の八畳の間へ逃げ込んで、そこに据えてある唐櫃の蓋をあけようとするところを、半七はうしろからその腕を取った。
— 女行者 『半七捕物帳』 青空文庫
聴かない許りでなく李如松は怒って之を斬ろうとさえしたが、参謀が惟敬をして行長を偽り油断させる策を説いたので命|丈は助かった。
— 菊池寛 『碧蹄館の戦』 青空文庫
お米に手伝いをさせる訳ではないが、木戸の者に油断させるために、わざと女連れで出かけたんです。
— 幽霊の観世物 『半七捕物帳』 青空文庫
男に油断させる手段であることは云うまでも無い。
— 地蔵は踊る 『半七捕物帳』 青空文庫
そうして、三娘子を油断させるために、自分の焼餅を食って見せたのである。
— 白猿伝・其他 『中国怪奇小説集』 青空文庫
彼はどうして一度に三本の針金を切らないのだらう、仕事は毫末も急ぐ必要はなしと彼は考へたからで、三日かゝつて切つたことは、針金さへ彫像の台についてゐれば、その一部が切断されてゐても安心してゐるといふ、間抜けな監視者に油断させるためでもあつた。
— 小説 『小熊秀雄全集−15−』 青空文庫
それは十兵衛の女房や、ほかの女中二人に油断させる為でございます。
— 岡本綺堂 『三浦老人昔話』 青空文庫
それも相手を油断させるためなんです。
— 海野十三 『浮かぶ飛行島』 青空文庫
作例 · 標準
敵は、巧みな陽動で我々を油断させようとした。
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彼は、親切な態度で相手を油断させた。
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マジシャンは、観客の注意をそらすことで、手品を油断させるように見せた。
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