困り者
こまりもの
名詞
標準
good-for-nothing
文例 · 用例
春松は遊びが好きで困り者だったが、その代り、白金分離の仕事はまことに鮮かだった。
— 織田作之助 『俗臭』 青空文庫
女は夫を持つと気が小さくなるというが、娘の時のあれは困り者のほどな大気の者であったが、余程聟殿を大事にかけていると見えて、大層女らしくなり居ったナ。
— 幸田露伴 『雪たたき』 青空文庫
困り者だ」 などと冷評する者があって人々は笑っていた。
— 若紫 『源氏物語』 青空文庫
併し又そのなかには随分だらしのない困り者があったのも事実で、それを証拠にして、さあ何うだと云われると、まったく返事に詰まるわけです。
— 岡本綺堂 『三浦老人昔話』 青空文庫
そう思うと、たゞ一口にだらしのない困り者だと云ってもいられません。
— 岡本綺堂 『三浦老人昔話』 青空文庫
何でも酒を余程飲んで居た風だつた」「誰が酒を飲ましたのか知らん」「誰がツて……野郎、又|威嚇文句で、又兵衛(酒屋の主人)の許へ行つて、酒の五合も喰つて来たんだ」「困り者だナア」 と根本は心から独語いた。
— 田山花袋 『重右衛門の最後』 青空文庫
著作家や牧師のやうな始終家ばかしに燻つてゐるのは一番の困り者で、出来る事なら船乗や海軍軍人のやうな月の半分か、一年の何分一かを海の上で送つて、滅多に家へ帰つて来ないのへ嫁きたがるといふ事だ。
— 大正五(一九一六)年 『茶話』 青空文庫
其時|兄は叱るかと思ひの外、さうか、困り者だな、親爺には内々で置けと云つて嫂を通して、奇麗に借金を払つてくれた。
— 夏目漱石 『それから』 青空文庫
作例 · 標準
彼はいつも遅刻ばかりする、まったく困り者だった。
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「あの子は、周りに迷惑をかける困り者だけど、憎めないんだよな。」
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「自分でも、自分が困り者だって分かってるんだ。だから、もっと頑張らないと。」
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