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駒音

こまおん
名詞
1
標準
文例 · 用例
川西万兵衛どんのお口上だと、痴情なし、色恋なし、恨みなし、憎みなし、音蔵とお駒はあかの他人だ、他人と他人に刃傷沙汰はねえと見てきたようなことをご披露したが、お駒音蔵、音蔵お駒と一本道にふたりのつながりばかりねらうから、じつあ裏手にこういう抜け道のあったことがわからねえんだ。
やまがら美人影絵 右門捕物帖 青空文庫
そのうち、象戯の駒音が、すこし聞えた。
第五分冊 新書太閤記 青空文庫
気のせいか、夜半の鎌倉中に、駒音が忙しげだった。
あしかが帖 私本太平記 青空文庫
うつつなき人 昨夜のただならぬ駒音が何であったかは、小町大路ノ辻を劃す柳営の長い長い大築土の外からでは、もとよりその片貌すらも窺い得ない。
あしかが帖 私本太平記 青空文庫
しかし、ふたりを乗せた駒音は、愉しむごとく、トボトボ行く。
婆娑羅帖 私本太平記 青空文庫
そして直義以下の、味方すべてが敗亡の駒音を捨てて遠く落ちて行ったあと、彼も自分と郎党ぐるみ八騎ほどでとぼとぼ抜け道をたどり出した。
建武らくがき帖 私本太平記 青空文庫
この陣布令は、洛中に散在している諸武家の屯へ、触れ廻され、戞々の駒音が、夜どおし、都大路に鳴っていた。
筑紫帖 私本太平記 青空文庫
きのうきょう、御領下の駒音でも」「……でしょう。
湊川帖 私本太平記 青空文庫