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久闊

きゅうかつ
名詞
1
標準
not having met or contacted someone for a long time
文例 · 用例
二十六 仮にその日、先生なり奥方なりに逢ったところで、縁談の事に就いて、とこう謂うつもりでなく、また言われる筋でもなかったが、久闊振ではあり、誰方も留守と云うのに気抜けがする。
泉鏡花 婦系図 青空文庫
三十一 名を呼ばれるさえ嬉しいほど、久闊懸違っていたので、いそいそ懐かしそうに擦寄ったが、続いて云った酒井の言は、太く主税の胸を刺した。
泉鏡花 婦系図 青空文庫
袁※は恐怖を忘れ、馬から下りて叢に近づき、懐かしげに久闊を叙した。
中島敦 山月記 青空文庫
「月あかり」「テスト氏」詩集「零時零秒」――詩集の著者は喜志邦三、彼とは十五六年も前にシエレイを語つたことがあり、去年、立上秀二を訪ねて兵庫から上京した時、久闊を叙したのだ。
牧野信一 交遊記 青空文庫
例へば数年以前に観光団に加つて横浜に到着したのを、僕は妻と共々に迎へ、彼女と僕は久闊を述べるいとまもなく感極まつて堅くその場で相擁し、しばしは嬉し涙に掻き暮れたといふ光景を現出しても、別段僕の妻も厭な顔もせず、われわれも何の気もとがめもしなかつたのである。
牧野信一 ライス・ワッフルの友 青空文庫
二葉亭は『浮雲』以後全く韜晦してこの文壇の気運を白眼冷視し、一時|莫逆を結んだ逍遥とも音信を絶していたが、丁度その頃より少し以前、逍遥と二葉亭とは偶然私の家で邂逅して久闊を叙し、それから再び往来するようになっていた。
内田魯庵 二葉亭四迷の一生 青空文庫
「浅野という男が死んだね」 瀬川は一わたり久闊の挨拶がすんでから、急に話頭を転換して言った。
平林初之輔 犠牲者 青空文庫
久闊を舒し、いろいろ話の中に、牧氏のいうには、「高村さん、あなたに大変こがれている人があるんだが、一つその人に逢ってやりませんか。
石川光明氏と心安くなったはなし 幕末維新懐古談 青空文庫
作例 · 標準
「やあ、君とは久闊を数える仲になってしまったけれど、相変わらず元気そうだね」
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恩師と十年ぶりに再会し、まずは長年の無沙汰を詫びる久闊の挨拶から始めた。
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手紙の冒頭に久闊を叙する一筆を添え、音信不通だった旧友の近況を尋ねた。
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同窓会に集まった仲間たちは、久闊を埋めるように夜通し当時の思い出を語り合った。
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