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黒猫

くろねこ
名詞
1
標準
The Black Cat (1843 short story by Edgar Allan Poe)
文例 · 用例
蚊屋の裾には黒猫が顔を洗っている。
寺田寅彦 やもり物語 青空文庫
實に室生といふ人物は、ウオーソン夫人の黒猫みたいに、氣味の惡い人間であり、理性以上の理性を持つてゐる、本能的直觀の哲學者である。
萩原朔太郎 室生犀星君の人物について 青空文庫
嘉ッコは、黒猫をしっぽでつかまへて、ギッと云ふくらゐに抱いてゐました。
宮沢賢治 十月の末 青空文庫
「船幽霊」の歌の上に黒猫が描いてあったり、「離魂病」のところに奇妙な蛾の絵が添えてあったりするのもこの詩人の西欧的な空想と連想の動きの幅員をうかがわせるもののようである。
寺田寅彦 小泉八雲秘稿画本「妖魔詩話」 青空文庫
事務長は大きな黒猫で、少しもうろくしてはゐましたが、眼などは中に銅線が幾重も張つてあるかのやうに、じつに立派にできてゐました。
……ある小さな官衙に関する幻想…… 猫の事務所 青空文庫
けれどもこの事務所では、何せ事務長が黒猫なもんですから、このかま猫も、あたり前ならいくら勉強ができても、とても書記なんかになれない筈のを、四十人の中からえらびだされたのです。
……ある小さな官衙に関する幻想…… 猫の事務所 青空文庫
大きな事務所のまん中に、事務長の黒猫が、まつ赤な羅紗をかけた卓を控へてどつかり腰かけ、その右側に一番の白猫と三番の三毛猫、左側に二番の虎猫と四番のかま猫が、めいめい小さなテーブルを前にして、きちんと椅子にかけてゐました。
……ある小さな官衙に関する幻想…… 猫の事務所 青空文庫
」事務長の黒猫が、ポケツトに手を入れてふんぞりかへつてどなりました。
……ある小さな官衙に関する幻想…… 猫の事務所 青空文庫
ウィキペディア

黒猫(くろねこ)とは、全身の大半が黒い毛で覆われているネコの総称。基本的に毛が黒ければ小さな白斑(エンジェルマークと呼ばれる)があっても黒猫と呼ばれる。

出典: 黒猫 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0