どさくさに紛れて
どさくさにまぎれて
表現
標準
in the confusion of the moment
文例 · 用例
甚だよくない想像であるが、門前に落ちている筈のないかの兜が、果たして門前に落ちていたとすれば、当夜のどさくさに紛れて何者かが家の内から持出したものではないかと思われる。
— 岡本綺堂 『兜』 青空文庫
さあ、このどさくさに紛れて、早く抜け出すんだ」 そういった「深夜の市長」の声に、僕は思わず躍りあがった。
— 海野十三 『深夜の市長』 青空文庫
……けれども万一、あの曲馬団がやられる時に、どさくさに紛れて外の人間の手に渡って反古にされるような事があったら大変と気が付きますと、何でも自分の手に奪い取っておきさえすれば安心と思いましたから、直ぐ狭山さんにお手伝いをお願いして取りに行ったのです。
— 夢野久作 『暗黒公使』 青空文庫
「御通行のどさくさに紛れて、祝儀金を巻き揚げて行くとは――実に、言語に絶したやり方だ。
— 第一部上 『夜明け前』 青空文庫
急ぎ皆に分け与えよ、というので谷や峰の僧坊にわけられたが、突然のことで分配はうまくゆかず、どさくさに紛れての一人占めなどの火事場泥棒騒ぎであった。
— 第四巻 『現代語訳 平家物語』 青空文庫
手がらの一つも立ててのちにお詫びの申しようもあろうと腹を決め、出陣の夜のどさくさにまぎれて――」「盗んでのけたか?
— 伊丹万作 『余裕のことなど』 青空文庫
そのあいだも、父は大喜びで、準備のどさくさにまぎれて、姪の憂鬱を花嫁のはにかみぐらいにしか考えなかった。
— FRANKENSTEIN, OR THE MODERN PROMETHEUS 『フランケンシュタイン』 青空文庫
このどさくさにまぎれて探せば、ひょっとすれば、知れぬこともあるまいと思われるが」「とにかく、一刻をあらそう場合」 作爺さんは何を思ったか、仕事部屋の板敷を一足とびに、その奥の土間へかけこんだかと思うと、「これ!
— 日光の巻 『丹下左膳』 青空文庫
作例 · 標準
どさくさに紛れて、彼はその場を立ち去った。
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イベントのどさくさに紛れて、財布を盗まれてしまった。
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彼はどさくさに紛れて、自分の意見を主張した。
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