焼刃
やきば
名詞
標準
tempered blade
文例 · 用例
附け焼刃と云うものは何にもならぬものである。
— 寺田寅彦 『枯菊の影』 青空文庫
父は附け焼刃はせぬ/\と思いながら、ついに独り子に附け焼刃の政治科を修めさせた事になる。
— 寺田寅彦 『枯菊の影』 青空文庫
稀に書物からの知識もあるが、それはいかにも附焼刃のようで直接の読書によるものと思われないのが多い。
— 寺田寅彦 『西鶴と科学』 青空文庫
これらの絵はみんな附焼刃でない本当に自分の中にあるものを真正面に打出したものとしか思われない。
— 寺田寅彦 『二科展院展急行瞥見記』 青空文庫
附焼刃にしろ、教養のある女優といわれていた。
— 織田作之助 『青春の逆説』 青空文庫
つまり僕は内から促されてしたのでなくて、入智慧でしたので、附焼刃でしたのだから、だめであったと見える。
— 森鴎外 『ヰタ・セクスアリス』 青空文庫
けれども、それは半分は、いや、六十パーセントは、哀れな附け焼刃でした。
— 太宰治 『斜陽』 青空文庫
いまでは僕の下品は、たとい六十パーセントは人工の附け焼刃でも、しかし、あとの四十パーセントは、ほんものの下品になっているのです。
— 太宰治 『斜陽』 青空文庫
作例 · 標準
日本刀の焼刃は、刀身の強度と切れ味、そして芸術的な美しさを決定づける。
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熟練の刀鍛冶が、一本一本の刀に魂を込めて焼刃を施す。
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焼刃の文様は「刃文」と呼ばれ、刀工の個性や流派を示す重要な要素だ。
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