椰樹
やじゅ
名詞
標準
文例 · 用例
さてセイロンのシンガリース人は林中で猴が死んでも屍を見せぬといい、その諺に「白い鳥と稲鳥(パッジー・バード、鷺の一種)と直な椰樹と死んだ猴、それを見た人は死なぬはず」という。
— 猴に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
南太洋なる「パシアン」島の宇宙観に、椰樹の実を説くも亦た、鶏子説話と其趣に於て異ることなし。
— 高木敏雄 『比較神話学』 青空文庫
滿月の後、この泉より出でて、椰樹芭蕉の葉かげに遊ぶ水精の女あり、酋長アティ(Ati)、一夜人に命じて禽を捕ふるが如くして、この女を拉し來らしむ。
— 蒲原有明 『春鳥集』 青空文庫
)『何處へいまし出でゆく』と、大椰樹しげる國の王、南の國の王なれど今はまどひの園のくさ。
— 蒲原有明 『春鳥集』 青空文庫