麗景
れいけい
名詞
標準
文例 · 用例
麗景殿の女御といわれた方は皇子女もなくて、院がお崩れになって以後はまったくたよりない身の上になっているのであるが、源氏の君の好意で生活はしていた。
— 花散里 『源氏物語』 青空文庫
麗景殿と呼ばれることになった。
— 梅が枝 『源氏物語』 青空文庫
夫人も行っている麗景殿へすることづてを大納言はするのであった。
— 紅梅 『源氏物語』 青空文庫
入内の後は、大宮は、麗景殿に住み、遊び好きで、政治の嫌いな天皇に、何かと政務を見る事をすすめていたという。
— 第一巻 『現代語訳 平家物語』 青空文庫
皇居も古くからの大内とはちがい、かりの里内裏なので、規模は小さかったが、それでも「仁寿」「承香」「常寧」「校書」「清涼」「弘徽」「麗景」「登花」の八|殿に擬せられている大屋根と大屋根との谷はずいぶん長い、そしていく曲がりもしている廻廊だった。
— 建武らくがき帖 『私本太平記』 青空文庫
麗景|殿におかれたので「麗景殿ノ女御」ともよばれた。
— 吉川英治 『美しい日本の歴史』 青空文庫
『麗景殿の柔順もいいが、あれでは哀れを通りこして、まったく、たよりないね……自分のした戯れまで、うとましくなってしまったよ』 ご不幸な予感だった。
— 吉川英治 『美しい日本の歴史』 青空文庫