迷霧
めいむ
名詞
標準
dense fog
文例 · 用例
大喝迷霧を排ふは吾人の願ふ所にあらず、一点の導火となりて世の識者を動かさん事こそ、吾人が切に自ら任むところなれ。
— 北村透谷 『「平和」発行之辞』 青空文庫
不思議は不思議につづき、ぶきみはぶきみにつづいて、しかも血のなぞは、いよいよ深い迷霧の中へはいってしまったのです。
— 血の降るへや 『右門捕物帖』 青空文庫
したがって、事件はそれなり迷霧に鎖されてしまったのである。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
やはり彼も、フローラと同じことを言うのみで、黄金郷の所在は、依然迷霧の中に閉ざされているのであった。
— 小栗虫太郎 『紅毛傾城』 青空文庫
自分一人迷霧の中に残されたような気がした。
— 豊島与志雄 『反抗』 青空文庫
迷霧の中を辿ってるような心地で、いつしかうとうととしてると、階段を上ってくる足音が遠くに聞えた。
— 豊島与志雄 『反抗』 青空文庫
真に迷霧が覚めるのは肉の眼が閉ずる時、換言すれば、地上生活が終りを告げる時で、そこで初めて地上の教会、地上の神学の偽瞞に気がつき、大至急訂正を試みることになるのである。
— SPIRIT TEACHINGS 『霊訓』 青空文庫
『こうして、わたしたちは絶えず迷霧の中に暮らして、自分たちがどんな状態にいるか知らないでいたのです。
— KREITSEROVA SONATA 『クロイツェル・ソナタ』 青空文庫
作例 · 標準
山道は深い迷霧に包まれ、視界がほとんどなかった。
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彼は迷霧の中をさまよい、道を見失ってしまった。
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彼の心の中には、未来に対する迷霧が立ち込めていた。
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