手鞠
てまり
名詞
標準
文例 · 用例
日本の昔でも手鞠や打毬や蹴鞠はかなり古いものらしい。
— 寺田寅彦 『ゴルフ随行記』 青空文庫
羽子も手鞠もこの頃から。
— 泉鏡花 『雛がたり』 青空文庫
で、追羽子の音、手鞠の音、唄の声々。
— 泉鏡花 『雛がたり』 青空文庫
釣濟ました當の美人が、釣棹を突離して、柳の根へ靄を枕に横倒しに成つたが疾いか、起るが否や、三|人ともに手鞠のやうに衝と遁げた。
— 泉鏡太郎 『人魚の祠』 青空文庫
階子の上より、真先に、切禿の女童、うつくしき手鞠を両袖に捧げて出づ。
— 泉鏡花 『天守物語』 青空文庫
(亀姫に)よく、それで、手鞠をつきに、わざわざここまでおいでだね。
— 泉鏡花 『天守物語』 青空文庫
(手鞠を取る)まあ、綺麗な、私にも持って来て下されば可いものを。
— 泉鏡花 『天守物語』 青空文庫
亀姫 それよりか、お姉様、早く、あのお約束の手鞠を突いて遊びましょうよ。
— 泉鏡花 『天守物語』 青空文庫