溜り水
たまりみず
名詞
標準
文例 · 用例
私たちはその溜り水から堰をこしらへて滝にしたり発電処のまねをこしらへたり、こゝはオーバアフロウだの何の永いこと遊びました。
— 宮沢賢治 『イギリス海岸』 青空文庫
私たちはその溜り水から堰をこしらえて滝にしたり発電処のまねをこしらえたり、ここはオーバアフロウだの何の永いこと遊びました。
— 宮沢賢治 『イギリス海岸』 青空文庫
殊更に落ちついてる風をして、何ほど増して来たところで溜り水だから高が知れてる。
— 伊藤左千夫 『水害雑録』 青空文庫
殊更に落ちついてる風をして、何程増して來た處で溜り水だから高が知れてる。
— 伊藤左千夫 『水害雜録』 青空文庫
溜り水を瀦というも豕が汚水を好むからだろう。
— 猪に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
」「あんな溜り水みたいなところで泳ぐのは僕は、実は御免なんだよ。
— 牧野信一 『秋晴れの日』 青空文庫
「溜り水だ、なんて偉さうなことを云つてるわ。
— 牧野信一 『秋晴れの日』 青空文庫
「あらゆる人間に人間らしい生活を」望むという大戦後の進歩的な世界思潮は、歴史的な凸凹の甚しいのが特色である日本社会の上にうちよせて来たとき、あらゆる凹みにそれぞれの特徴をもつ溜り水として残った。
— 宮本百合子 『婦人と文学』 青空文庫