鸛
こうのとり異読 こう・コウノトリ
名詞
標準
stork (esp. the Oriental stork, Ciconia boyciana)
文例 · 用例
雲南に向へば雨漂漂、雲北に向へば老鸛河を尋ねて哭し、雲西に向へば雨犁を没し、雲東へ向へば塵埃老翁を没す、といへる俗諺もある由なれば、彼もいつはらず、これもいつはらざるなるべし。
— 幸田露伴 『雲のいろ/\』 青空文庫
我が邦の俗書に、朝に西北の方に黒雲見ゆるは雨なり、といひ、青き雲北斗を蔽へば大雨なり、などいへるあるを見れば、おしなべて我が邦にては、麦を晒すに好しといひ、老鸛河を尋ねて哭すというやうなる事は、云ひ得ざるにや。
— 幸田露伴 『雲のいろ/\』 青空文庫
但し是等は食うべからず即ち、鷹、黒鷹の類、各種の鴉の類、鴕鳥、梟、鴎、雀鷹の類、鸛、鷺、白鳥、、大鷹、※、鶴、鸚鵡の類、鷸および蝙蝠、また凡て羽翼ありて匍ところの者は汝らには汚たる者なり汝らこれを食うべからず。
— 太宰治 『正義と微笑』 青空文庫
みんなまだ、ねんねえなのだ、立春の沼に、鸛の雛の笑ふやうな声もするのだ。
— 北原白秋 『海豹と雲』 青空文庫
あなたの頭上には金色の後光が燦然と輝き、何処からともなく鸛の翼の音が聞えるやうだ。
— 牧野信一 『武者窓日記』 青空文庫
文昌閣の鸛 済南府の学堂、文昌閣の家の棟に二羽の鸛(雁鴻の一種である)が巣を作っていた。
— 池北偶談 『中国怪奇小説集』 青空文庫
村雨ははらゝほろ、山梨の枝にかゝれば、けんけんほろゝうつ雉子の鳴く音に覺まされて、磐床いづる牧羊の神パアン、胸毛の露をはらひつゝ延欠して仰ぎ見れば、有無雲の中天をひとり寂しく鸛の鳥、遠の柴山かけて飛ぶ。
— 上田敏 『牧羊神』 青空文庫
次の瞬間には、わしの身体は鸛のやうにふはりと空高く舞ひ揚がることができるのだ。
— 薄田泣菫 『独楽園』 青空文庫
作例 · 標準
電線にこうのとりが巣を作っているのを見つけた。
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こうのとりは、ヨーロッパでは赤ちゃんを運んでくる鳥として知られている。
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日本のこうのとりは、絶滅危惧種に指定されている貴重な鳥だ。
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