顔利き
かおきき
名詞
標準
well-known face (esp. in a particular area or among a specific group)
文例 · 用例
間違ヘやうもない、新聞の婦人欄でよく見覚えのある関西婦人――協会の幹事で、こちらの婦人界では顔利きの一人でした。
— 薄田泣菫 『黒猫』 青空文庫
お袋の口ではこの界隈で顔利きの親父が、帳場にでも坐っていてくれなければ、一日もこんな商売がして行かれないということであった。
— 徳田秋声 『足迹』 青空文庫
お島を懲しておかなければならぬような報告が、この数日のあいだに養家から交渉に来た二三の顔利きの口から、父親の耳へも入っていた。
— 徳田秋声 『あらくれ』 青空文庫
この秘書はまた顔利きであったのか楽屋へはいって見ましょうと言うので、それをみせてもらうことになった。
— ――中支遊記―― 『余齢初旅』 青空文庫
――まだもしどこかはっきりしない点があるようでしたら、どうかおききになって下さい。
— THE YELLOW FACE 『黄色な顔』 青空文庫
何かおききんなったら、皆私がわるいんだと仰云って、ね。
— 一九二七年(昭和二年) 『日記』 青空文庫
まだほかに、なにかおききになりたいことがありますか?
— THE ECHO OF A MUTINY 『歌う白骨』 青空文庫
こういうブーブーを、あなたはごくたまにしかおききにならないのですから、まあおきき下さい。
— 一九四〇年(昭和十五年) 『獄中への手紙』 青空文庫
作例 · 標準
あの料亭の女将は政界にも顔利きなので、予約を取るなら彼女に頼むと良いだろう。
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今回の映画祭には、国内外の映画界の顔利きが大勢集まった。
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彼は地元のイベント主催者としては顔利きで、彼の尽力なしでは成功しなかっただろう。
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あの政治家は、メディア界の顔利きたちと頻繁に会食しているらしい。
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