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鼻嵐

はなあらし
名詞
1
標準
snorting (esp. of a horse, cow, etc.)
文例 · 用例
ことに亡き母の姉という目上の縁者でもあるので、さすが強情の播磨もこの伯母の前では暴れ馬の鼻嵐を吹く訳には行かなかった。
岡本綺堂 番町皿屋敷 青空文庫
大道氏は機関車のやうに鼻嵐を吹いて真紅になつてゐたが、まあ仕合せと脱線もしないで済んだ。
大正六(一九一七)年 茶話 青空文庫
思いがけなく、まるで天からでも降って来たように、不意にリンリンと鳴る鈴の音が聞こえ出すと、やがてこの家の玄関へ乗りつけるらしい馬車の車輪の音がはっきり聞こえて、それから、ついに停ったらしい三頭立の癇の立った馬の荒い鼻嵐と重苦しい息切れが部屋の中まで響いて来たのである。
または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊 死せる魂 青空文庫
並ぶ轡の間から鼻嵐が立って、二つの甲が、月下に躍る細鱗の如く秋の日を射返す。
夏目漱石 幻影の盾 青空文庫
行手を遮るものは主でも斃せ、闇吹き散らす鼻嵐を見よ。
夏目漱石 幻影の盾 青空文庫
「困るの、困らないのってあなた、私しゃこの年になるまで人のうちへ行って、あんな不取扱を受けた事はありゃしません」と鼻子は例によって鼻嵐を吹く。
夏目漱石 吾輩は猫である 青空文庫
そして、まるでがつがつした犬のように喘いだり、目を光らせたりして鼻嵐しを吹きながら、そこいらに散らかっている古藁で、人形を作りにかかった。
宮本百合子 禰宜様宮田 青空文庫
彼は死人のように蒼白め、狂人のように眼を血走らせ、奔馬のように鼻嵐を吹いていた、「先手を打たれました、すっからかんです」彼は苦しそうにあえいで水をくださいと悲鳴をあげた。
忍術千一夜 第二話 三悪人物語 青空文庫
作例 · 標準
怒った馬が鼻嵐を立てて、地面を蹴り上げた。
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興奮した牛が鼻嵐を吹きながら、柵の向こうを睨んでいた。
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「おい、落ち着け。そんなに鼻嵐を立てるな」と彼は犬をなだめた。
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