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雲煙

うんえん
名詞
1
標準
clouds and smoke
文例 · 用例
すべての物体は雲煙のごとくまた妖怪|変化と類を同じうするだろう。
寺田寅彦 方則について 青空文庫
その末はいつとなく模糊たる雲煙の中に没しているのが誘惑的である。
寺田寅彦 浅間山麓より 青空文庫
ある場合には紙面の上下に二つの場面の終わりと始めとが雲煙を隔ててオーバーラップの形で現われることもあるであろう。
寺田寅彦 映画芸術 青空文庫
この辺から西方|雲煙の表に夕陽の残光を受けて立つ日本アルプスの重畳は実に雄麗壮大の眺めであった。
井沢衣水 本州横断 痛快徒歩旅行 青空文庫
見渡す限り雲煙渺茫たる大空に漂蕩して、西も、東も定めなき今、何時大陸に達して、何時橄欖島に赴き得べしといふ目的もなければ、其内に豫定の廿五|日も去つたならば、櫻木大佐も終には覺悟を定めて、稀世の海底戰鬪艇と共に、海の藻屑と消えてしまう事であらう。
押川春浪 海島冐檢奇譚 海底軍艦 青空文庫
あの雲煙|模糊の大陸が佐渡だとすると、到着までには、まだ相当の間がある。
太宰治 佐渡 青空文庫
大きいほうの山脈地帯は、れいの雲煙模糊の大陸なのである。
太宰治 佐渡 青空文庫
たとへ人の偶然事のみとして雲煙看過するの事件も、仔細に観来れば奥底必ず不動の磐坐のあるありて、未だかの長汀波上の蜃気楼台の如からず。
石川啄木 閑天地 青空文庫
作例 · 標準
例句
2
標準
landscape (painting)
作例 · 標準
例句