立たす
たたす
動詞-五段-サ行動詞-自動詞
標準
to help a person stand
文例 · 用例
夜中に籠れる歇気を吐くのであろうか、夜中に凝る乳を粒立たすのであろうか、とにかく、この湧玉をみて、そして峯を仰ぐとき、確に山の眼覚めを思わせる。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
喜田川守貞の『近世風俗志』に「首筋に白粉ぬること一本足と号つて、際立たす」といい、また特に遊女、町芸者の白粉について「頸は極て濃粧す」といっている。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
三十九年五月 内陣ほのかなる香炉のくゆり、日のにほひ、燈明のかげ、――文月のゆふべ、蒸し薫る三十三間堂の奥空色しづむ内陣の闇ほのぐらき静寂に、千一体の観世音かさなり立たす香の古びいと蕭やかに後背のにぶき列ぞ白みたる。
— 北原白秋 『邪宗門』 青空文庫
馬不思議なる夕かな、その光は、高く、熱く、遠近を染め、そして幽かに、今し、思ひがけなき坂の上に虔ましき馬を立たす。
— 北原白秋 『畑の祭』 青空文庫
おお、神々、神つどひ、早も立たすと、暁、来たり立たすと、戟を手に、東の方目翳しましつ。
— 北原白秋 『新頌』 青空文庫
今まで花のような模様を描いて、海面のところどころに日光を恵んでいた空が、急にさっと薄曇ると、どこからともなく時雨のような霰が降って来て海面を泡立たす。
— 有島武郎 『生まれいずる悩み』 青空文庫
人の心を浮き立たすような笛や鼓の音が、楓の林の中から聞えている。
— 菊池寛 『真珠夫人』 青空文庫
人の心を浮き立たすやうな笛や鼓の音が、楓の林の中から聞えてゐる。
— 菊池寛 『真珠夫人』 青空文庫
作例 · 標準
転んで泣いている子供の脇を抱えて、ゆっくりと立たす。
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介護の現場では、利用者を安全に立たすための技術が重要視される。
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彼は酔い潰れた友人をなんとか立たすと、肩を貸してタクシーまで運んだ。
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