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輦台

れんだい
名詞
1
標準
文例 · 用例
役人が「輦台二梃」 と、叫んで、木札で、台を叩いた。
直木三十五 南国太平記 青空文庫
五六人の人足が「おーい」 と、元気よく答えて、だらだらの砂道、草叢の中に置いてある平輦台の方へ走って行った。
直木三十五 南国太平記 青空文庫
何んなら、同行しても――」「さ――」 小太郎が、一足出ようとした時、勢いのいい五梃の駕が、川会所前の群集の中へ、割込んで来て、駕の中から「輦台、五梃、急ぐぞっ」 と、怒鳴る声がした。
直木三十五 南国太平記 青空文庫
池上と、兵頭との輦台は、川の中央まで出ていた。
直木三十五 南国太平記 青空文庫
二人とも、刀を輦台へ凭せかけて、腕組をしていた。
直木三十五 南国太平記 青空文庫
その穏かな川を渉る人々の中を、五台の輦台が、声をかけつつ、川水を乱し立てて、突進した。
直木三十五 南国太平記 青空文庫
「ほいっ、ほいっ」 と、いう懸声の間々に「頼むっ、頼むっ」 と、肩車で渉って行く、渉って来る人足に、注意しながら、輦台は突進して行った。
直木三十五 南国太平記 青空文庫
仙波父子は、茶屋の横へ廻って、松の影の下の小高い草叢の中から、この七台の輦台を眺めている。
直木三十五 南国太平記 青空文庫