漁史
ぎょし
名詞
標準
suffix added after a writer's pen name
文例 · 用例
「柵草紙」には鴎外漁史の梨園詩人を論ずる一文、其頃文界を動かしき。
— 北村透谷 『劇詩の前途如何』 青空文庫
同じく文壇の評ではあるが、これは過去の文壇の評で、しかもその過去の文壇の一分子たりし鴎外漁史の事である。
— 森鴎外 『鴎外漁史とは誰ぞ』 青空文庫
これが予が個人と語ることから、公衆と語ることに転じた始で、所謂鴎外漁史はここに生れた。
— 森鴎外 『鴎外漁史とは誰ぞ』 青空文庫
鴎外漁史はここに死んだ。
— 森鴎外 『鴎外漁史とは誰ぞ』 青空文庫
況や鴎外漁史は一の抽象人物で、その死んだのは、児童の玩んでいた泥孩が毀れたに殊ならぬのだ。
— 森鴎外 『鴎外漁史とは誰ぞ』 青空文庫
予が主筆のために説かんと約した鴎外漁史の事は此に終る。
— 森鴎外 『鴎外漁史とは誰ぞ』 青空文庫
しかし、飜訳の正確と言ふことが期せられるやうになつたのは、鴎外漁史が出てからである。
— 田山録弥 『明治文学の概観』 青空文庫
鴎外漁史の飜訳は、次いで来る若い人達に、尠なからざる知識と希望とを与へた。
— 田山録弥 『明治文学の概観』 青空文庫