港市
こうし
名詞
標準
port city
文例 · 用例
湾も、港市――その家々も、たゞ一様にドス黒く見えてゐる。
— ――世の母びと達に捧ぐ―― 『一つの境涯』 青空文庫
港市の秋石崖に、朝陽が射して秋空は美しいかぎり。
— 中原中也 『山羊の歌』 青空文庫
港市、男女ノ市などという盲目の按摩がよく来て祖母をもみながらいつも世間話をしていた。
— 倉田百三 『光り合ういのち』 青空文庫
それは同市の会社に勤めているO君から、「来る日曜はこの港市八千余の虫やイスラム教徒達の運動会である。
— 金史良 『親方コブセ』 青空文庫
港内測量のため異国の火輪船がはじめて新潟港外に悪魔的な花車な姿を現したとき、この虚無的な港市には未曾有の異変に当るべき武人も武器も持たなかつた。
— 坂口安吾 『母を殺した少年』 青空文庫
目白の日本女子大学の前身はこの因循な厭世港市にひらかれた女塾だつた。
— 坂口安吾 『母を殺した少年』 青空文庫
女子最高学府の多くの古い卒業生に因循な厭世港市の娘達を見出す謎はかういふ理由によるのであつた。
— 坂口安吾 『母を殺した少年』 青空文庫
青木卓一は厭世港市の性格のほかに、母親の傷つきやすい夢の狂躁をうけて生れた。
— 坂口安吾 『母を殺した少年』 青空文庫
作例 · 標準
その港市は、古くから貿易の拠点として多様な文化が交差する場所だった。
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海沿いに開けた港市には、異国情緒あふれる古いレンガ造りの倉庫が並ぶ。
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巨大な豪華客船が港市に入港し、大勢の観光客が街へと繰り出していった。
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