廛
廛
名詞
標準
文例 · 用例
だから、考へると、市廛の元の作りが訣つて来る様に思ふ。
— 折口信夫 『たなばたと盆祭りと』 青空文庫
黄丕烈は宋版の本百餘種を得て、百宋一廛と號した。
— 内藤湖南 『藏書家の話』 青空文庫
山の手の寺院にあるもの、幸にして舞馬の災を免れしといへども、移行く世の気運は永く市廛繁華の間に金石の文字を存ぜしむべきや否や。
— 永井荷風 『礫川記』 青空文庫
潮ハ方ニ落チテ舟ノ行クコト太ダ駛カニ橋ヲ過グルコト七タビ始メテ市廛ヲ離ル。
— 永井荷風 『下谷叢話』 青空文庫
しかしそれがおいおいに肆廛となり、往還はやや迂回しつつ、城のすぐ近くを貫ぬくようになった。
— 柳田國男 『地名の研究』 青空文庫